熱血野球漫画、『ROOKIES』とは

ROOKIESは、不良たちのたまり場となっていた野球部が熱血教師 川藤幸一に率いられ、

甲子園を目指す熱血野球漫画です。

 

話は、親任教師の川藤幸一が二子玉川学園高校(通称ニコガク)に赴任するところから始まります。

ニコガクの野球部は、試合中に乱闘事件を引き起こし活動停止中で、不良のたまり場になっていました。

キャプテンを除いて全員が不良。安仁屋恵壹という中学時代に実績をあげたピッチャーはいるものの、

皆、やる気を失っており、野球どころではありません。

 

そんな部員達にも、心の奥底に残る情熱を見抜いた川藤は、野球部の再建に乗り出します。

この漫画が面白いのは、川藤が野球について全く経験のない素人ということ。

野球の技術については何も教えることができません。

川藤がどうやって不良をまとめ、甲子園を目指すようなチームを作り上げたのか。

サラリーマンが学ぶべき、上司としてのリーダシップがその方法から学べるので紹介します。

 

上司が部下に伝えること

川藤は、野球のことを全然知らないことがあり、野球の技術を教えることができません。

そんな川藤が部員に伝えたことは次の3つしかありません。

①夢を持つことの大切さ

②夢を実現するために行動することの大切さ

③部員一人ひとりの強み

 

夢を持つことの大切さ

この漫画は、「夢」という言葉が随所に出てきます。子供のころは、

将来の夢を作文に書かされたりしましたが、

大人になってなかなか「夢」という言葉を使う機会はありませんよね。

川藤は、「夢にときめけ!明日にきらめけ!」「人の夢をバカにするな!」、「人間として最も大切なこと。

 

夢を持ち、夢を貫くことの大切さを忘れないこと。」、

「夢をもっているやつの邪魔だけはしないでくれ。」など、

部員たちに夢を持つことの重要さを教え続けます。

最初は馬鹿にしていた部員たちがそれに感化され、変わっていきます。

高校野球の場合は、「甲子園」という分かりやすい夢(目標)がありますが、

仕事の場合は、上司が目指したい夢(ビジョン)を掲げ、

それをチームに浸透させる必要があります。

 

夢を実現するために行動することの大切さ

夢が大きければ大きいほど、簡単には実現できないものです。

ROOKIESでも、多くの困難が部員たちを襲います。

そんな時、川藤は行動することの大切さを説きます。

不良として怠惰な生活を過ごしていた部員は、すぐあきらめる癖がついているので、

結果がでなかったり、思うように進まなかったりするとすぐに投げだそうとしてしまいます。

 

そんな部員に対して川藤は、「自分たちが信じないことには何もできないぞ。

まず自分たちが信じて、それに向かって一生懸命やっていこう。」、

「昨日より今日、今日より明日、明日より明後日、日々変わり続けることが大切だ。」など、

言葉で、行動で部員たちを引っ張っていきます。

 

仕事においてもこれはとても大切です。

夢の実現に向けて、部下がすべきことをしていない時、

繰り返し、繰り返し、行動することの重要さを説く必要があります。

 

部員一人ひとりの強み

川藤は、部員一人ひとりの特徴(強み)をよく見て、部員に伝えます。

打ったり投げたりが得意であるとか、脚が早いなど分かりやすいものから、

ガッツや献身さ、思いっきりの良さなど、あまり目立たない長所も見逃しません。

そうすることで部員たちの意識は強みに向きますし、

よく見てくれているという安心感が川藤への信頼感につながります。

 

上司としては、長所より短所に意識が向かいがちですが、

部下の持つ強みを活かし、伸ばすのがチーム力の向上に必要です。

ドラッカーはマネジメントの役割を「人が共同して成果をあげることを可能にし、

強みを発揮させ、弱みを無意味なものにすることである」と言っていますが、川藤はそれを実践しています。

 

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