MAJORとは

主人公である茂野吾郎の5歳から34歳までの野球人生を描いた長編漫画です。

野球漫画は多くあれど、これだけ長い期間を扱った漫画はこの漫画ぐらいでしょう。

少年野球、リトルリーグ、中学野球、高校野球、マイナーリーグ、メジャーリーグ、

日本プロ球と所属チームや舞台は変遷しますが、才能のあるピッチャである吾郎が、

熱い情熱でチームを引っ張り、数々の困難を乗り越えながら、

チームを勝利に導いていくという熱血野球漫画です。

 

チームワークとは

大抵の仕事は、1人でできません。特に組織で仕事をしている場合、

何らかの形でチームが存在し、チームで成果を出すことを求められます。

そこでよく言われるのが「チームワーク」の重要性ですが、

チームワークと単なる仲良し集団は違います。

 

チームワークのある良いチームのもっとも大切なことは、

1つの目標に向かっていることですが、その他、以下のような特徴があります。

 

①互いに信頼・尊敬し合っている

②ひとりひとりが自分の役割をしっかりと理解して動く

③失敗をカバーし合う

 

互いに信頼・尊敬し合っている

日本人がチームワークを語るとき、

日本人が大切にしている「和の精神」「協調性」に偏りがちですが、

本当のチームワークは、互いに信頼・尊敬しあったえ個の集団でしか生まれません。

 

吾郎が中学生のとき、チームから離れて秘密特訓をしていることに対して、

チームメイトから「チームワークを乱している」と

指摘された時の吾郎の言葉にそれが表れています。

 

「チームができてたった二、三ヶ月のうちなんかに、

ハナからチームワークなんかあるわけねーんだよ!!

だからまずいプレーをとがめもせずにドンマイって言うことでチームワークを装うのか!?

だからみんなそろって練習したり、

自分のこと相談したりすることでチームワークをつくろうのか!?

全然違うね!チームワークってのはそんなことで作られるもんじゃねえ!

自分と戦って、仲間と戦って、そして相手と戦って勝つ!!

そこで全員が苦しんで流した汗の分だけチームワークは生まれるんだ!!」

 

特にチームが立ち上がった当初、

輪を乱さないことを重視してぶつかり合いを避けることが多いですが、

きちんとぶつかり合って、

信頼・尊敬しあうことの大切さを表している言葉だと思います。

 

ひとりひとりが自分の役割をしっかりと理解して動く

信頼・尊敬関係を構築することが理想ですが、

そういかない場合もあります。たとえば、

仕事では、プロジェクトチームやタスクフォースなど、

何らかの目的を実現させるために臨時で組織される集団で仕事をするケースがあります。

 

あまり良く知らない人とチームとして動かないといけなくなった場合に、

チームワークを高めるにはどうすればいいのでしょうか?

そのような状況の場合、大切なことは、

ひとりひとりが自分の役割をしっかりと理解して動くことです。

 

吾郎と親友の寿也が野球の名門高校のセレクションを受けるのですが、

最終テストでは、急増チーム同士で試合をすることになりました。

吾郎たちのチームは劣勢になるのですが、その時に寿也がこう言います。

 

「奇跡でもマグレでもない・・寺門君はふみ込んでいってデッドボールをもらい、

吾郎君はバットを短くもって後ろにつなごうとしてくれた。

それは友情じゃない。ただ、試合に勝つためのあたり前の信頼関係だ。」

 

勝利という共通の目的のために、我を捨て、それぞれができることを追求する姿勢は、

どんな言葉より、チームとしての一体感を高め、奮い立たせてくれます。

 

失敗をカバーし合う

良いチームというのは、個人の弱点をうまく消すことができるチームです。

誰かが何かミスをしても、他の誰かがそれをカバーしてくれます。

少なくとも、チームメイトを信じないと、

ミスを恐れるあまり萎縮してしまい、個人の力を完全に出すことができません。

 

名門高校に入学した吾郎ですが、夢島と呼ばれる養成所で強化合宿があり、

その終了検定で、またしても試合。不合格になれば退学にされてしまうプレシャーから、

次々エラーをしてしまう国分というチームメイトに対して吾郎は、こう言います。

 

「もっと楽しくやれよ、国分!誰かがミスしてもみんなで助け合や帳消しにできんだよ。

野球ってやつは!ビビって野球やんな!減点なんかクソくらえだぜ!

オレ達は教官のために野球やってんじゃねーんだ!!」

 

仕事でのミスが許されないシーンで縮こまっている人がいたら、

是非、使ってみたいセリフですね。

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