ゴルゴ13とは

『ゴルゴ13』(ゴルゴサーティーン)は、

超一流のスナイパーであるデューク東郷を主人公にした漫画で、

1968年の連載開始から1度の休載もなく今も続いており、

単行本は180巻にまでなっています。

 

ゴルゴ13が面白いのは、単なるフィクションでなく、

実際の世の中の動きと連動していることです。

 

現実に起きた事件が登場しますし、

実在する国や組織、企業・団体そして個人も登場します。

 

自民党の麻生元総理が好きな漫画のひとつとしてあげており、

「ゴルゴ13で国際政治を学んでいるのではないか」

という冗談が出るぐらいリアルな漫画です。

 

プロフェッショナル、デューク東郷

主人公であるデューク東郷は、強靭な肉体と強い精神力・集中力を持ち、

引き受けた受けた依頼は確実に達成します。

射撃に関しては、狙ったものは外さない史上最強のスナイパーで、

5km先の標的に見事に命中させられるほど。

 

また、空手やカンフーの世界チャンピオンクラスの腕前を持っています。

そのうえ、寡黙で一切の無駄口がない。

どんなピンチになっても常に冷静沈着で、

感情に流されず、黙々と任務を遂行する。まさしくプロ中のプロなのです。

 

臆病者?デューク東郷

そんなデューク東郷ですが、自分の性格について「うさぎ」にたとえ、

憶病であると言っています。

実際、漫画では、背後に立った女性を

ボコボコに叩きのめして警察沙汰になったり、

子供の足音や金属製オイルライター、ハンドバッグの開閉音に警戒したり、

臆病者と感じさせる怪しい行動がよく登場します。

 

象徴的なのが、ある依頼人から

「プロとしての条件」を聞かれたシーン。

デューク東郷は「10%の才能と20%努力、

30%の臆病さと残る40%は運」と回答します。

 

才能や努力より、憶病さが重要というのは、一体どういうことなのでしょう?

デューク東郷の言う臆病の意味について、

私は3つの意味があると考えており、これらは仕事にそのまんま活かせます。

①いかなる時も油断せず、緊張感を持つ

②感じた不安を解消する

③無駄な戦いを避ける

 

緊張感を持つ大切さ

ひとつめは、緊張感を持ち続ける大切さです。

不安がある時は、慎重に、丁寧に仕事を進めますが、結果が出たり、

うまくいき出したりすると、つい慢心してしまいます。

 

人間として、ある程度は仕方ない部分がありますが、

そういう状態になると足元を掬われ、痛い目にあいます。

 

殺し屋という失敗の許されない仕事ほどシビアでないにしても、

憶病であり続けることで慢心が出るのを抑え、

常に緊張感を忘れないようにしたいものです。

 

感じた不安を解消する

ふたつめは、感じた不安を解消することの大切さです。

緊張感を維持し続けるのは疲れそうですので、

私的には、こちらの方が現実的だと思います。

 

どういうことかと言うと、憶病が故に感じる不安の原因、

つまり、何が不安なのかを徹底的に考え、

それを不安に感じない程度まで対策を打つということが大切です。

 

単に「不安だ」で終わっていては駄目で、

きちんとその不安をマネジメントすることで、失敗を防ぐことができます。

これはまさしく、これから起きるかもしれない危険に対して、

事前に対応しておこうというリスクマネジメントの考え方です。

 

無駄な戦いをさける

みっつめは、無駄な戦いを避けることです。

 

こおろぎを使った面白い実験があるのですが、

憶病で戦いを避けるオスのほうが、

勇敢で戦闘的なオスより子孫を残す可能性が高いという結果になったそうです。

 

憶病なこおろぎほど、むやみに戦わないで体力を温存し、

健康体でいられる可能性高いからだそうです。

これは仕事の世界でもそうで、血気盛んでバリバリし過ぎると敵を作ってしまい、

あとあと足を引っ張られるケースがあります。

 

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